読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

読書めも。

読書好きの20代女性による読書記録。

パイロットじゃなくても飛べるんだ

2010年にドラマ化された有川浩さん著の『空飛ぶ広報室』

私はもともとドラマが大好きでしたが、原作を読んだことはありませんでした。

最近やたらと(失礼)本屋さんに小説が並んでいるので、

気になって買いました(*^^*)

 

この小説、全558ページ、厚さ2.3センチとかなりボリューミーですが、

3日で読了しました!!!!おもしろすぎて!!!!!

 

メインの登場人物は二人。

不慮の事故で戦闘機パイロットの夢を絶たれ、空幕広報室に異動になった空井大祐と、同じく、報道記者の夢を絶たれ、空自の密着取材をすることになった稲葉リカ。

この二人がお互いの価値観をぶつけ合いながら、夢を絶たれた者同士応援しあい、それぞれが過去を乗り越え、新しい夢を追いかけていく話です。

 

この二人がこれまたいーーい距離感なんです。笑

なんだろう、お互い両想いってわかっているけど、まだ告白はしないっていう

あのもどかしい感じです!

不器用な二人のやりとりに胸キュン必至です。

 

一方で、空幕広報室の仲間もキャラが濃いです。

頭がキレ、でも人間的にお茶目で後輩からの人望が厚い、鷺坂室長。

お調子者で小言ばかりいうが、どこか憎めない、片山一尉。

柔和な人間性と細やかな仕事が売りの、比嘉一曹。

過去の事件がきっかけでオッサンの鎧を身にまとう、柚木三佐。

柚木三佐にいつもつっかかる、槇三佐。

 

それぞれにストーリーがあり、空井、稲葉と絡むことでストーリーが

ぐっと濃いものになっています。

柚木三佐と槇三佐の関係も胸がしめつけられます!!!!( ;∀;)♡

 

一方で、最後には「あの日の松島」として、東日本大震災で被災した

松島基地のエピソードが載っています。

被災を通して伝わる自衛隊の志の高さ、それにかかわる人々の気持ち、

など、忘れてはいけないものをもう一度見にいけたような気がします。

 

自衛隊についてネガティブな意見が出がちな日本ですが、

そんな彼らの清らかで謙虚な思いが、嫌味なしに描かれています。

 

ドラマも併せてみるとより楽しめます!!!

お気に入りの一冊です。

仕事、人生に悩んでいる人、胸キュンしたい人、さわやかな気分になりたい人へ、

ぜひ読んでみてください(*^^*)